こんなお悩みを、解決していきます。
本記事の内容
・ブログで使う引用とは?3つのシチュエーション別に解説!
・【必見】引用する際の4つのルール
・正しく引用できてる?絶対に避けたい2つのリスク
・ブログの引用の書き方を媒体別に解説【図解つき】
・ブログでフリー素材を使うときの注意点2つ
本記事の信頼性
現役のWebマーケター兼、副業ブロガーとして活動している僕が、引用する際のルールや手順について徹底解説します。
本記事では、ブログで文章や画像を引用する際のルールや具体的な手順について解説します。
ブログ記事を書くための材料を探していると、「この文章参考になりそう」「このツイートは有益だな」と感じる瞬間がありますよね。
ぜひ最後まで読んで、引用のルールと具体的な手順をマスターしてくださいね。
それでは、さっそくいきましょう!
目次
ブログで使う引用とは?3つのシチュエーション別に解説!
ブログで使う引用とは、他人のサイトやSNSに掲載されている文章や画像を自分のサイトで使うことを指します。
ブロガー目線で考えたとき、
- 他サイトの文章を引用
- スクリーンショットの引用
- ツイートを引用
このようなシチュエーションが想定できるので、それぞれ解説します。
他サイトの文章を引用
ブログ記事を書いていると、他サイトからエビデンス(根拠)となるような文章を引用することがあります。
例えば、「ダイエットにはお酢が効果的」といった内容の記事を書くとしましょう。
読者が気になっているのは、なぜお酢がダイエットに効果的なのか。信頼できるエビデンスを引用すれば、納得感が得られるので記事からの離脱防止になります。
引用元のサイトが信頼できるかどうかは、プロフィールページを見たり、記事の最終更新日をチェックして判断しましょう。
スクリーンショットの引用
例えば、とあるWebサービスの登録手順をまとめた記事を書くとします。
そのとき、すべてを文章で説明するよりも「実際の登録手順をスクショして」解説した方がわかりやすいですよね。
ツイートを引用
クチコミ紹介の記事などで、ツイートの引用も非常に有効です。
ちなみにツイートの掲載については、下記の通りTwitterのサービス利用規約に記載があります。
ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾
ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して自ら送信、投稿または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーのコンテンツはユーザーのものです。すなわち、ユーザーのコンテンツ(他のコンテンツに組み込まれたユーザーの音声、写真および動画もユーザーのコンテンツの一部と考えられます)の所有権はユーザーにあります。ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介してコンテンツを送信、投稿または表示することによって、当社が、既知のものか今後開発されるものかを問わず、あらゆる媒体または配信方法を使ってかかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配信するための、世界的かつ非独占的ライセンス(サブライセンスを許諾する権利と共に)を当社に対し無償で許諾することになります(明確化のために、これらの権利は、たとえば、キュレーション、変形、翻訳を含むものとします)。このライセンスによって、ユーザーは、当社や他の利用者に対し、ご自身のツイートを世界中で閲覧可能とすることを承認することになります。ユーザーは、このライセンスには、Twitterが、コンテンツ利用に関する当社の条件に従うことを前提に、本サービスを提供、宣伝および向上させるための権利ならびに本サービスに対しまたは本サービスを介して送信されたコンテンツを他の媒体やサービスで配給、放送、配信、リツイート、プロモーションまたは公表することを目的として、その他の企業、組織または個人に提供する権利が含まれていることに同意するものとします。ユーザーが本サービスを介して送信、投稿、送信またはそれ以外で閲覧可能としたコンテンツに関して、Twitter、またはその他の企業、組織もしくは個人は、ユーザーに報酬を支払うことなく(ユーザーは、ユーザーによる本サービスの利用がコンテンツおよびコンテンツに関する権利の許諾に対する十分な対価であることに同意するものとします)、当該コンテンツを上記のように追加的に使用します。
引用元:Twitterサービス利用規約
小難しい内容ですが、言い換えると「投稿したツイートは、Twitter以外の媒体で公表されることに同意したものとする」になります。
商品を比較・検討しているユーザーからしたら、クチコミはとても強力な訴求なので、ぜひ有効活用しましょう。
具体的な引用手順は、後ほど解説します。
【必見】引用する際の4つのルール
引用について、文化庁が下記のとおり4つのルールを定めています。
(注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)引用元:文化庁 著作物が自由に使える場合
少しわかりづらいと思うので、それぞれカンタンに解説します。
ルール①:他人の著作物を引用する必然性があること
1つめのルールは、「他人の著作物を引用する必然性があること」です。
わかりやすく言い換えると、「あなたそれ、本当に引用する必要あるの?」になります。
引用する必然性のない例
・自分で書いた文章より、他サイトの文章の方ががわかりやすかったら、引用した。
・他サイトで使ってる画像の雰囲気がよかったので、引用した。
上記の場合、どちらも引用する必然性は認められません。
文章は自身で書けますし、画像も装飾目的であればフリー素材のサイトから入手しましょう。
引用する必然性が認められる例
・他サイト(信頼できる)の文章を引用することで、記事で主張している内容の説得力が増す
・他サイト(信頼できる)のグラフ画像を引用することで、記事で主張している内容がより明快になる
このように、なんとなくでなく明確な理由がある場合、引用する必然性が認められます。
引用する前に一度立ち止まって、「本当に引用する必要あるかな?」と考えてみるようにしましょう。
ルール②:自分の著作物と引用部分とが区別されていること
2つめのルールは、「自分の著作物と引用部分とが区別されていること」です。
これはそのままでして、下記のとおりblockquoteタグを活用すればOK。
この引用文はテストです
引用元:引用してきた文章のタイトルなど
blockquoteタグの中に、自分の書いた文章が入らないよう注意してくださいね。
ルール③:自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること
3つめのルールは、「自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること」です。
これは言い換えると、「引用ばかりの記事になってはいけないですよ」になります。
引用ばかりの記事はオリジナリティに欠けますし、読んでも面白くないですよね。
ブログにおける引用の目的は、あくまで自分の書いた記事を補完することにあるので、主従関係には気をつけましょう。
ルール④:出所の明示がなされていること
4つめのルールは、「出所の明示がなされていること」です。
つまり、どこから文章や画像(グラフなど)を引用してきたのか記載すればOK。
例えば文章の場合、
テスト文章です
引用元:これが出所の明示
上記のとおり、引用してきた文章の下に明示するのが一般的。
そして画像などの場合は、
引用:SHUN BLOG
こんな感じで、文章同様に画像の下に出所を明示しましょう。
正しく引用できてる?絶対に避けたい2つのリスク
引用のルールを破ってしまうと、思わぬリスクに遭遇するケースもあります。
正しく引用できてる?絶対に避けたい2つのリスク
リスク①:著作権の侵害に要注意
リスク②:SEOにおけるペナルティの可能性がある
それぞれ解説します。
リスク①:著作権の侵害に要注意
著作権の侵害とは、他人のサイトで公開されているテキストや画像を無断で利用することを指します。
デジタル社会の現代において、気づかないうちに著作権を侵害しているケースもあるので、決して他人事ではありません。
著作権を侵害した場合のリスク
・損害賠償を請求される
・刑事罰を課される
・ブログサイトの閉鎖を求められる
あまり神経質になる必要もないですが、引用のルールは守るようにしましょう。
リスク②:SEOにおけるペナルティの可能性がある
正しく引用ができていないと、コピーコンテンツとみなされてSEO的にマイナスの評価を受けることもあります。
「引用する際の4つのルール」でもお伝えしましたが、
- 自分の著作物と引用部分を区別する
- 出所の明示をする
を実行して、コピーコンテンツとみなされないようにしましょう。
ブログの引用の書き方を媒体別に解説【図解つき】
それでは実際に、ブログの引用の書き方について解説していきます。
また、他のサイトだけでなく、Twitterの投稿を引用するケースも取り上げました。
ブログの引用方法【媒体別】
その①:他のサイトから引用する場合
その②:Twitterから引用する場合
その①:他のサイトから引用する場合
まずはWordPressの投稿画面を開いて、引用したい文章をご用意ください。
引用ブロックをクリックします。
上図のとおり、「引用したい文章」と「引用元」を記載します。
続いて、引用元のリンクを設定します。
範囲指定して、表示されるマークの中から「リンク」をクリックしましょう。
上図のとおり、URLを入力したら完了です。
その②:Twitterから引用する場合
とある商品やサービスを記事で紹介するとき、ツイートを引用することがあります。
まずはTwitterにアクセスします。
上図のとおり、引用したいツイートのURLをコピーします。
WordPressの投稿画面で、埋め込みブロック(Twitter)をクリック。
URLペーストして、「埋め込み」をクリックしたら完成。
このように表示されればOKです。
ブログでフリー素材を使うときの注意点2つ
続いて、フリー素材を使うときの注意点2つをご紹介します。
ブログでフリー素材を使うときの注意点2つ
注意点①:無料or有料素材サイトからダウンロードする
注意点②:WordPressにアップロードしてから使う
注意点①:無料or有料素材サイトからダウンロードする
ブログで画像を掲載する場合、無料もしくは有料サイトからダウンロードするのが一般的です。
他のサイトから無断で引用するのは絶対にやめておきましょう。
また、画像をダウンロードする際は、
- クレジット表記が必要か
- 商用利用ができるか
- モデルリリースの有無
- 画像加工は可能か
このあたりをチェックしておくと安心です。
注意点②:WordPressにアップロードしてから使う
フリー素材は、直リンクではなく必ずダウンロードを行い、WordPressにアップロードしてから使うようにしましょう。
ちなみに直リンクとは、
画像のURLをコピーして、自身のサイトでペーストして表示させること
です。
直リンクの場合、コピー元のサイトのサーバーに負荷をかけてしまいますし、リンク切れで画像が表示できなくなるリスクもあります。
相手にも自分にも優しくないので、ダウンロードは必須で行いましょう。
ブログの引用でよくある質問3つ
最後に、ブログの引用でよくある質問3つにお答えします。
質問①:他のサイトから画像を引用したい場合はどうすればいい?
他のサイトからフリー素材を引用することは原則NG。ですが、グラフや解説系の画像なら「スクショ」で引用可能です。
スクショした画像を記事に引用した場合、下記のような感じになります。
引用:SHUN BLOG
すでにお伝えしましたが、出所の明示を忘れなければOKです。
質問②:引用ばかりの記事だと評価は下がるの?
文章から画像に至るまで、引用ばかりの記事はGoogleからの評価が下がるといえます。
なぜなら、今のGoogleは「独自性のある記事」を評価する傾向にあるからですね。
独自性のある記事とは、そこでしか手に入らない情報であったり、あなたならではの見解を示していたりする記事を指します。
気がついたら引用だらけで、自分ならではの表現がほぼなかった、とならないように気をつけましょう。
質問③:無料素材と有料素材はどちらがおすすめ?
結論、有料素材をオススメします。
無料素材の場合は1日のダウンロード数や利用方法に制限があったりして、使い勝手がかなり悪いです。
また、無料の素材は他のサイトでも利用されていることが多く、被ってしまうことも結構あります。
他のサイトと差別化をはかりたいなら、有料の素材を使いましょう。
ブログの引用をマスターして、記事の質を高めよう!
本記事では、ブログの引用方法や注意点について解説してきました。
高品質な記事を書くうえで、引用のルールや効果的な使い方をマスターしておくことは必須です。
これだけ有益な情報が溢れかえっている現代において、まったく引用せずに記事を書くのは逆に非効率といえるでしょう。
ぜひ、本記事を参考にブログの引用をマスターして、次に書く記事に役立ててくださいね。
今回は以上です。