ブログの文章力を上げる方法を教えてほしい。
こんなお悩みを、解決していきます。
本記事の内容
・【読了率を上げる】ブログの文章力を鍛える10ステップ
・ブログの文章力を鍛えたい方にオススメの本3選
本記事の信頼性
現役のWebマーケター兼、副業ブロガーとして活動している僕が、ブログの文章力を鍛える方法を解説します。
本記事では、「ブログに求められる文章力」の鍛え方を10ステップでお伝えしていきます。
ひと言に文章力といっても、紙媒体の小説とWeb媒体のブログで、求められる文章は大きく異なります。
正直、小説に登場するオシャレな表現や読者に考えさせる文章は、ブログに必要ありません。
Web媒体で文章を書くスキルは、ブログ以外でもかなり役立つので覚えておいて損はないですよ。
それでは、さっそくいきましょう!
目次
ブログに求められる文章力とは【結論、違和感のない文章】
ブログに求められる文章力とは、違和感のない文章を書く能力です。
いまいちピンとこないという人は、他人のブログ記事を読むと気づくと思うのですが、
- 自分の知りたかった情報から脱線している
- なんとなくだけど文章が読みづらい
- 文章の装飾が派手すぎて内容が頭に入らない
こんな感じで、なんとなく違和感を覚えることがあります。
上記のような違和感を読者が覚えると、基本的に即離脱されてしまいます。
違和感のない文章を書くには練習が必要
とはいえ、いきなり「違和感のない文章を書け」といわれても、なかなかハードルは高めです。
やっぱりライティングの練習はマストですし、読書習慣も影響します。
つまり言い換えると、練習さえすれば、誰でも違和感のない文章を書けるようになるということですね。
【読了率を上げる】ブログの文章力を鍛える10ステップ
違和感のない文章を書けると、それがそのまま読了率(ブログが最後まで読まれていあるかの指標)に影響します。
下記の通り、10ステップで鍛えられるので頑張っていきましょう。
【読了率を上げる】ブログの文章力を鍛える10ステップ
ステップ①:読者の検索意図を明確にする
ステップ②:記事全体の構成から先に考える
ステップ③:リサーチを徹底して行う
ステップ④:文末の重複を避ける
ステップ⑤:代名詞をなるべく避ける
ステップ⑥:漢字・ひらがなのバランスを意識する
ステップ⑦:ひとつの文章は「40〜60文字」にする
ステップ⑧;図解や動画を活用する
ステップ⑨:文章を装飾する
ステップ⑩:最後に文章を読んでみる
ステップ①:読者の検索意図を明確にする
文章を書く前の大前提として、読者の検索意図は明確にしましょう。
なぜなら、ここが明確でないとブログ記事の本質から大きくズレてしまうから。
もしあなたが「イヤホン オススメ」でネット検索したのに、記事の内容が「イヤホンよりスピーカー買いましょう」だったらブラウザバックしますよね。
プライベートを好き勝手に書く日記だったら構いませんが、SEOを意識したブログの場合は絶対にNGです。
深掘りして学びたい方は、下記の記事がオススメですよ。
【SEOの基本】検索意図とは?調べ方とブログへの活かし方を徹底解説
続きを見る
ステップ②:記事全体の構成から先に考える
読者の検索意図を明確にしたら、記事全体の構成から先に考えるようにしましょう。
構成はブログの設計書のようなものでして、
- 読者が抱えている悩み
- 読者の悩みを解決するために必要な情報
- 読者が読みやすいと感じる記事の構成
といった要点をつかめるようになり、Googleに評価されやすい高品質な記事が書けるようになります。
ちなみに、僕が作成したブログの記事構成が下図のとおり。
Googleスプレッドシートで簡単に作れるので、もしよければマネしてみてください。
【マネするだけ】ブログを効率化!記事構成の作り方を徹底解説
続きを見る
ステップ③:リサーチを徹底して行う
違和感のない文章を書くためには、リサーチも欠かせません。
リサーチといっても、参考文献を読み込んだりする必要はなく、ただ実際にキーワードをググればOK。
例えば、「イヤホン オススメ」のキーワードで記事を書くなら、検索結果の上位記事を徹底的にリサーチしましょう。
定番のBluetoothイヤホンだけピックアップすればいいのか、それとも有線イヤホンにも需要はあるのか。
こういった検索意図を反映させることで、結果として読了率の高い記事になるわけですね。
ステップ④:文末の重複を避ける
文末表現が重複すると、小学生の作文的な文章になってしまいます。
たとえば、
僕はカフェが好きです。とくに、駅から離れた郊外のカフェが好きです。なぜなら比較的空いていて、落ち着いてコーヒーを楽しめるからです。今週末も行く予定なので、非常に楽しみです。
みたいな感じですね。
重複を避けるためには、体言止めを活用して「落ち着いてコーヒーを飲めるから。」のようにするのもありです。
文章がシンプルかつ読みやすくなるので、ぜひ活用してみてください。
ステップ⑤:代名詞をなるべく避ける
代名詞とは、「この」「あの」「これ」「あれ」「それ」のように、名刺の代わりとして使われる言葉のこと。
便利なので多用しがちですが、読者にとっては文章が理解しづらく離脱の原因となります。
基本的に、文章はパッと見るだけで理解できるのがベストです。
文章の隅々まで読み込んでくれるなんて幻想にすぎません。どこから読み始めても意味が通じるような文章を書きましょう。
ステップ⑥:漢字・ひらがなのバランスを意識する
漢字3割、ひらがな7割(カタカナ0〜1割)の比率にすると、文章は格段に読みやすくなります。
ブログは気軽に文字変換ができるがゆえに、意識していないと漢字の割合が多くなってしまいます。
このテクニックはセールスライティングの世界でも通用するものなので、覚えておいて損はないですよ。
ステップ⑦:ひとつの文章は「40〜60文字」にする
一文の長さを「40〜60字程度」にすることで、読みやすい文章になるといわれています。
余計な文章を削るだけで、伝えたい情報は同じなのに短く、さらに読みやすくなりますよ。
ブログ初心者のうちは、冗長な表現にしてしまいがちなので注意です。
とはいえ、短すぎても文章の流れが悪くなってしまいます。重要なのはあくまでバランス。
どんなに削っても60文字をオーバーしそうなときは、一度文章を区切ってみましょう。
ステップ⑧:図解や動画を活用する
僕の所感ですが、結果を出しているブロガーさんは図解や解説動画をうまく活用しています。
逆に、これだけ情報過多の時代にテキストのみで勝負するのは、ジャンルによりますが厳しいと思います。
ちなみにですが、動画は難しくても図解程度ならわりとカンタンに作成できちゃいますよ。
ステップ⑨:文章を装飾する
文章を装飾すると、強調したいポイントを効果的に伝えられます。
当ブログでも、「吹き出し」「ボックス」「チェックマーク」「太字」「黄色のマーカー線」はよく使ってます。
他にも使える装飾はたくさんあります。ですが、むやみに装飾を増やすと統一感もなくなり、読者にとってもストレスです。
装飾はビジュアルを派手にするためではなく、文章の中でも大切な箇所をわかりやすくするもの。
上記の認識で活用すると、違和感のない文章に繋がりますよ。
ステップ⑩:最後に文章を読んでみる
違和感のない文章に仕上げたいなら、実際に自分で読んでみることが大切です。
なぜなら、一発で完璧な文章を書けるライターなど存在しないから。
セルフチェックに自信がなければ、家族や友人に文章を読んでもらうのもオススメ。
相手は知識ゼロの状態だと思うので、理想的な読者像です。ぜひ試してみてください。
ブログの文章力を鍛えたい方にオススメの本3選
それでは最後に、ブログの文章力を鍛えるオススメ本を3つご紹介します。
僕も実際に購入済みでして、本業のメディア運営にも大いに役立っている良書です。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
これはもうど定番です。京都のWebプランニングチーム「ウェブライダー」の松尾さんが手がけた、沈黙のWebライティング。
漫画と解説ページが適度なバランスで構成されているので、読書慣れしていない方でもスラスラ読めちゃいます。
文章の基礎だけでなく、SEOライティングやアフィリエイトの領域までインプットしたい方にオススメですよ。
10倍速く書ける超スピード文章術
続いてご紹介するのは、「10倍速く書ける超スピード文章術」です。
少し意外に感じるかもですが、文章は実際に書く時間より、書き始める前の準備の方が大切だったりします。
この本を読むことで、僕のライティングスピードは劇的に速くなりました。
20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社 e-SHINSHO)
ライティングを学びたい全人類にオススメなのが、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」です。
内容的にすこし難しいかもですが、ライティングの基礎を学ぶには欠かせない一冊だと思います。
文章を書くのが苦手な人は、これまで文章の書き方を学んでこなかっただけ。この機会に基礎を叩き込みましょう。
ブログの文章力は最強のスキルです
本記事では、違和感のない文章を書く方法をお伝えしてきました。
最後におさらいしておきましょう。
【読了率を上げる】ブログの文章力を鍛える10ステップ
ステップ①:読者の検索意図を明確にする
ステップ②:記事全体の構成から先に考える
ステップ③:リサーチを徹底して行う
ステップ④:文末の重複を避ける
ステップ⑤:代名詞をなるべく避ける
ステップ⑥:漢字・ひらがなのバランスを意識する
ステップ⑦:ひとつの文章は「40〜60文字」にする
ステップ⑧;図解や動画を活用する
ステップ⑨:文章を装飾する
ステップ⑩:最後に文章を読んでみる
「ステップ①〜③」で記事の土台を固めて、「ステップ④〜⑨」で読みやすい文章を書く。そして「ステップ⑩」で文章から違和感を削る、といった感じですね。
とても泥くさい作業に感じるかもですが、どんなブロガーさんも共通して行っている作業です。
ここをめんどくさがるか、質を担保するために頑張れるかで読了率に直結してきますよ。
今回は以上です。