こんな疑問に、お答えしていきます。
本記事の内容
・事業会社と広告代理店【働き方は全然違う】
・Webマーケティングの主な仕事内容3つ
・Webマーケターに向いている人の特徴3つ
・Webマーケティングに必要なスキルを身につける方法3つ
・現役マーケターの1日【お仕事紹介】
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、未経験からWebマーケティング業界への転職に成功。毎月2000万円ほどの広告予算を任され、成果を追う毎日を送っています。
Webマーケティング業界は今とても勢いがあり、転職先としても人気があります。
下図は、広告費の媒体別構成比です。
マスコミ4媒体やプロモーションメディアの広告費が新型コロナの影響でマイナス成長な一方、インターネット広告費はその影響を受けず、プラスの成長を見せています。
そこで本記事では、Webマーケティングの主な仕事内容について解説します。
最後まで読めば、Webマーケティング業界の仕事内容や働き方、必要なスキルなどがわかりますよ。これから転職活動をしようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
それでは、さっそくいきましょう!
目次
事業会社と広告代理店【働き方は全然違う】
まず前提として、事業会社のマーケターと広告代理店のマーケター(コンサルタント)では、働き方が全然違います。
Webマーケティング業界は、自社の商品・サービスの製造、販売を行う「事業会社のマーケティング担当」と、他社のマーケティング支援を行う「広告代理店」に分類されることが一般的です。
その違いについて、順番に解説します。
事業会社の特徴
事業会社のWebマーケターとして働く場合、下記のような特徴があります。
- 給与水準は決して高くない
- 服装や働き方は自由な傾向にある
- マーケティングの全体像を見渡せる
特にWeb系企業の場合は、服装や髪型が自由な会社もあり、環境としては最高だと思います。
また、非常に領域の広いWebマーケティングのお仕事ですが、事業会社のマーケターだと、
といった魅力もあります。
Webマーケティングを内製化している会社は多くないので、見つけたらぜひチェックしてみてくださいね。
広告代理店の特徴
広告代理店は、「クライアント企業の広告活動」を代理で行うことにより収益を得ています。
そんな広告代理店で働く場合の特徴は、下記の通りです。
- 残業は比較的多い
- コミュニケーション能力や対人折衝力が必要
- マーケティングの専門的なスキルが身につきやすい
クライアントの存在があるので、残業はあるものとして認識しておいた方がいいですね。
ただ、その忙しさと引き換えに「専門領域の知識が身につく」メリットが得られます。具体的には、広告運用の知識ですね。
なので、
と考えている人は、広告代理店からキャリアをスタートさせるのをオススメします。
マーケターとしてのキャリアを考えたとき、専門領域のプロを目指すのは王道です。将来的に独立を視野に入れているのであれば、広告代理店が最短ルートと言えるでしょう。
Webマーケティングの主な仕事内容3つ
続いて、Webマーケティングの主な仕事内容を解説していきます。
ライティングや分析など細分化したらキリがないので、本記事では大枠のところを紹介しますね。
Webマーケティングの主な仕事内容3つ
その①:SEO(検索エンジン最適化)
その②:広告運用
その③:SNS運用
その①:SEO(検索エンジン最適化)
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略称でして、Google検索された際に、記事を上位表示させる施策のことです。
検索上位を目指すには「Googleアルゴリズム」の理解が必須ですが、数百の要素があるといわれており完璧に対策するのは不可能に近いですね。
とはいえ、ライティング能力を向上させて良質な記事を書いたり、内部リンクを意識したコンテンツを量産するなど日頃の積み重ねが求められます。
自身の施策が「結果」として見えやすいのもSEOの魅力ですので、やりがいを感れると思いますよ。
SEOは個人でも再現しやすく副業スキルとしても役に立つので、そういった意味でもオススメの領域ですよ。
その②:Web広告の運用
広告配信の設定や、準備を行う入稿作業。
また、配信結果の分析をして次のPDCAを回すために行う新たな施策立案などが、Web広告の運用担当者の仕事です。
例えば、どんなキーワードで広告を表示させるかを決めたり、配信した広告の費用対効果が悪ければ配信停止したりと、とにかく結果が求められます。
広告代理店の代表的な仕事内容がWeb広告の運用であり、スキルとして定着したら副業でも活かすこと可能です。
出稿媒体によって性質は異なるので、最初は覚えることもたくさんあると思います。
ですがその分、履歴書にも書ける明確なスキルを身につけられますよ。
その③:SNS運用
SNSを通して自社製品やサービスを発信したり、自社メディアへの流入を促したりする仕事ですね。
Twitter、Facebook、Instagram、YouTube、LINEの5種類が、主な媒体です。
自社アカウントのSNS運用でいうと、日々の業務をこなしながら運用するイメージですね。
ちなみに下図の通り、国内のSNS利用者数は年々増加していて、2022年時点で8,270万人(SNS普及率82%)とされています。
引用元:日本国内のSNS利用状況/利用率
そのため、とてもニーズのある領域でして、多くの企業がSNS運用を取り入れています。
Twitter運用に関しては、以下の書籍が参考になりますよ。
寄り添うツイッター わたしがキングジムで10年運営してわかった「つながる作法」
Webマーケターに向いている人の特徴3つ
続いて、Webマーケターに向いている人の特徴を3つご紹介します。
下記のとおりです。
Webマーケターに向いている人の特徴3つ
特徴①:数字を追うのが好き
特徴②:学習に意欲的
特徴③:マルチタスクに自信がある
特徴①:数字を追うのが好き
数字を追うのが好きな人は、Webマーケターとしての素質があります。
なぜなら、事業会社や広告代理店を問わず、Webマーケティングはあらゆる結果を数値で追うのが仕事だから。
データ分析はもちろんのこと、アナリティクス解析など数字を見ない日はないといっても過言ではありません。
とはいえ、最初は好きでなくても努力次第で慣れてきますよ。
特徴②:学習に意欲的
学習に意欲的な人は、Webマーケターとして成長する可能性が高いです。
なぜなら、Webマーケティングの世界は日進月歩だから。つまり移り変わりが激しく、安定なんてものは存在しません。
Webマーケターとして働き始めても、学ぶ姿勢がないと成果も出せず、消耗するかもしれません。
ですが、その分やり甲斐があり、あなたのキャリアにも大きく影響を及ぼすはずですよ。
特徴③:マルチタスクに自信がある
マルチタスクに自信があれば、Webマーケターとして上手くやっていける可能性が高いです。
なぜなら、Webマーケティングは領域が広く、多くのタスクを抱えることもあるから。
ひとつのタスクをコツコツこなしたいという人には、Webマーケティングの仕事は合わないかもしれません。
ですが、僕も最初はマルチタスクを与えられて対応しきれませんでした。3ヶ月ほどで慣れたので、やればできるもんですね。
Webマーケティングに必要なスキルを身につける方法3つ
そもそも前提として、Webマーケティングに必要なスキルというのは一概には言えないんですよね。
抽象的にいえば、マーケティング思考(ユーザー視点)を身につけること。具体的なスキルでいえば、 Web集客やSEO対策などが必要になってきます。
具体的なスキルを身につける方法は、下記の通りです。
Webマーケティングに必要なスキルを身につける方法3つ
その①:Webマーケティング会社に転職する
その②:ブログを運営する
その③:Webマーケティングスクールに通う
それぞれ解説していきます。
その①:Webマーケティング会社に転職する
最もオススメなのは、Webマーケティング会社に転職することです。
なぜなら、実務を通してWebマーケティングの施策を行うのが、最もスキルとして定着しやすいから。
もし今すぐWebマーケティング会社に採用される自信があるのであれば、迷わず転職してしまいましょう。
ちなみにですが、業界の情報を知るだけでもモチベーションにいい意味で影響が生まれます。
転職情報サイトを下記にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
【2023年】Webマーケティングでおすすめな転職サイト&エージェント9選【未経験でもOK】
続きを見る
その②:ブログを運営する
ブログ運営には、マーケティングスキルを高められる要素がたくさん詰まっています。
例えば、
- マーケティング思考(ターゲットを理解すること)
- ライティングスキル
- Web集客
- 簡単なプログラミング言語
などのスキルをブログ運営を通して身につけられます。
ブログがきっかけとなってWebマーケティング会社に転職した、なんて話もたくさん聞きます。
とくに事業会社のマーケターやSEOコンサルを目指すなら、積極的に取り組んでみましょう。
その③:Webマーケティングスクールに通う
そんな方にオススメなのが、Webマーケを学べるスクールです。
【2023年】初心者におすすめのWebマーケティングスクール9選【現役マーケターが徹底比較】
続きを見る
無料相談会なども毎日実施されているので、積極的に活用してみましょう。
現役マーケターの1日【お仕事紹介】
現役マーケターの1日【お仕事紹介】
05:30 起床
05:45 ブログライティング作業
09:30 出社。事業に関する勉強
10:00 業務開始
10:10 YouTube広告の原稿作成
13:00 お昼休み。事業に関する勉強
14:00 外部デザイナーさんとすり合わせ
15:00 自社メディアのライティング作業
17:30 プロモーションの数値確認、報告
18:45 タスク整理
19:00 業務終了
ザックリですがこんな感じでして、タスクが詰まっているときはフルリモートで対応します。
色々な領域を内製化している会社なのでやることは多いですが、事業ドメインがそもそも面白くて飽きることなくお仕事させていただいています。
また、今のところ残業はほぼゼロ。以上が僕の1日です。
Webマーケティングの仕事内容 まとめ
今回は、Webマーケティング業界で働く僕の目線から、マーケターの仕事内容を解説してみました。
本記事の内容をまとめますね。
- 事業会社と広告代理店では、働き方は大きく違う
- Webマーケティングの主な仕事はSEO、広告運用、SNS運用
- Webマーケティングに必要なスキルを身につけるには転職、ブログ、スクールがおすすめ
ざっくり、こんなところです。
僕の場合はWeb系企業のマーケティングを担当していて、毎日忙しいですが自由度の高い働き方ができていてとても気に入っています。
ちなみにWebマーケティング職に転職する方法は、下記の記事で詳しく解説しています。
Webマーケティング業界は副業OKな会社が多い点も魅力のひとつで、ブログやYouTube、Web制作で稼いでいる知り合いも多く、とても刺激的な環境です。
本業で収入を安定的に手に入れながら、副業でガツガツ稼いでいきたいというマインドの人には、Webマーケティング業界は圧倒的におすすめですよ。
今回は以上です。