そもそも検索意図ってなに?SEOに効果あるの?
こんなお悩みを、解決していきます。
本記事の内容
・検索意図とは?
・検索意図の種類【4つのクエリ】
・読者の検索意図の調べ方3つ
・読者の検索意図をブログ記事に反映させる方法【4ステップ】
本記事の信頼性
現役のWebマーケター兼、副業ブロガーとして活動している僕が、SEOの基本である「読者の検索意図」について徹底解説します。
本記事では、SEOの基本である検索意図について解説していきます。
ブログ初心者の方だと「検索意図」という言葉にあまり馴染みがないかもしれません。
ブログで成果を出したいなら、検索意図の理解が超重要です。なぜなら、検索意図を満たしたコンテンツはGoogleなどの検索エンジンから評価され、検索上位に表示されやすくなるから。
本記事を最後まで読めば、検索意図の基本から調べ方まで理解できるので、高品質なブログ記事が書けるようになっているはずですよ。
それでは、さっそく本題に進みましょう!
目次
検索意図とは読者が検索する目的【SEOの基本】
検索意図とは、読者が検索エンジン(GoogleやYahoo!)を使って検索する目的(ニーズ)のことです。
例えば、「北海道 5月 気温」で検索する読者がいたとして、どんな検索意図を思い浮かべますか?
と思うかもですが、それだけだと考えが足りません。
実際にググってみると、5月の北海道の気温はもちろん、過ごしやすい服装や観光スポットについても書かれていることがわかります。
こんな感じで、読者の隠れたニーズまで深掘りすることが大切なんですね。
検索意図を理解するメリット3つ
検索意図を理解するメリットは、主に3つあります。
検索意図を理解するメリット3つ
メリット①:高品質なブログ記事を書ける
メリット②:上位表示されやすくなる
メリット③:読者のページ離脱をふせげる
検索意図を理解することで、高品質な記事(読者のニーズを満たした記事)が書けるので、上位表示されやすくなります。
また、読後感もよくなるので、結果的にページからの離脱を防げるわけですね。
離脱率の高いページはGoogleからの評価も下がるので、検索意図を理解することの重要性がわかりますね。
読者が検索行動に出る瞬間【マイクロモーメント】
検索意図を理解するために、少し深掘りしてマイクロモーメントについてもお伝えします。
マイクロモーメントとは、読者が「なにかをしたい」と思い、反射的に目の前にあるスマホなどで調べたり、購入したりという行動を起こす瞬間のことです。
補足情報として、以下Google公式からの引用となります。
ある調査によれば、朝起きてから夜寝るまでの間に、生活者が 1 日にスマートフォンをチェックする回数は 150 回1だといいます。何かについて調べたいと思ったとき、 60% の人が最初にモバイルを手に取っています2。そしてモバイル検索をした人のうち、 87% がその後の購買行動にモバイル検索の結果を参考にしています3。
なにが言いたいかというと、スマホの普及で読者のライフスタイルは大きく変わり、検索行動のシチュエーションが多岐に渡るということ。
読者は、「知りたい、アクションを起こしたい」と考えた瞬間に検索するので、そういった背景を分析することが、検索意図の理解につながるんですね。
検索意図の種類【4つのクエリ】
読者の検索意図は、主に4つのクエリに分類して考えられます。
下記の通り。
検索意図の種類【4つのクエリ】
その①:Knowクエリ(知りたい)
その②:Doクエリ(行動したい)
その③:Goクエリ(行きたい)
その④:Buyクエリ(買いたい)
それぞれ、順番に解説します。
その①:Knowクエリ(知りたい)
検索したキーワードについて「知りたい」という検索意図が、Knowクエリです。
例えば、下記のような検索キーワードです。
- アフィリエイトとは
- 進撃の巨人 ネタバレ
- Mac Windows 違い
Knowクエリの検索キーワードの場合、読者は明確な答えを求めています。
その②:Doクエリ(行動したい)
検索したキーワードで「行動したい」という検索意図が、Doクエリです。
例えば、下記のような検索キーワードです。
- ブログ 始め方
- シングルベッド 捨て方
- 転職 今すぐ
Doクエリの検索キーワードの場合、読者はなにかしらのアクションを起こしたいと考えています。
収益につながりやすいという特徴もあり、多くの広告や競合サイトがひしめく、いわば戦場です。
その③:Goクエリ(行きたい)
検索したキーワードの場所に「行きたい」という検索意図が、Goクエリです。
例えば、下記のような検索キーワードです。
- 楽天市場
- 楽天証券 開設ページ
- 渋谷 居酒屋 個室
Goクエリの検索キーワードの場合、読者は特定の場所やサイトに行きたいと考えています。
リアル店舗の場合、キーワードと場所の関連性やクチコミ、読者から店舗までの距離などが検索順位に影響してきます。
その④:Buyクエリ(買いたい)
検索したキーワードの商品を「買いたい」という検索意図が、Buyクエリです。
例えば、下記のような検索キーワードです。
- ミドリムシ サプリ
- ○○プログラミングスクール 入会
- 東京 大阪 新幹線 回数券
Buyクエリの検索キーワードの場合、読者は強い購買意欲をもっていることが多いです。
そのため、Doクエリ同様に収益になりやすく競合も多いことが特徴ですね。
読者の検索意図の調べ方3つ
ここまでで、検索意図の基本と、4つのクエリについてお伝えしてきました。
続いて、検索意図の調べ方について解説します。
読者の検索意図の調べ方3つ
その①:検索上位の記事をリサーチする
その②:バーティカル検索とユニバーサル検索から探る
その③:Yahoo!知恵袋から読者の生の声を参考にする
その①:検索上位の記事をリサーチする
もっとも精度が高くオススメの方法は、検索上位の記事をリサーチすることです。
とくに難しいことはなく、狙っているキーワードで実際にググってみて、上位表示された記事を参考にすればOK。
どんな読者を想定しているのか、どのようなコンテンツで読者のニーズを満たそうとしているのか、その答えがすべて詰まっています。
見出しを見ればなんとなく把握できるので、僕の場合はマインドマップに競合記事の見出しや重要なポイントなどをまとめています。
こんな感じですね。
目安として、5記事〜10記事ほどリサーチするようにしましょう。(丸パクリはNGですよ)
その②:バーティカル検索とユニバーサル検索から探る
バーティカル検索とユニバーサル検索からも、読者の検索意図を探ることができます。
なにそれ、という感じだと思うので、それぞれカンタンに解説します。
バーティカル検索
バーティカル検索とは、検索窓の下に表示されるカテゴリ一覧のこと。
検索キーワードのよって表示されるジャンルの順番が異なるのが特徴です。
このように、表示されるジャンルの順番を参考にすればどんなクエリなのか把握できますし、検索意図の理解につながります。
ユニバーサル検索
ユニバーサル検索は、複数の異なるコンテンツが混在して表示されるという特徴があります。
検索キーワードによって画像や動画が表示されたり、上図のようにいきなり答えが表示されることもあります。
その③:Yahoo!知恵袋から読者の生の声を参考にする
Yahoo!知恵袋に投稿される読者の悩みは、そのままコンテンツ制作に生かすことも可能です。
また、回答も記載されているので、そちらも参考になりますね。
読者の検索意図をブログ記事に反映させる方法【4ステップ】
それでは実際に、読者の検索意図をブログ記事に反映させていきます。
読者の検索意図をブログ記事に反映させる方法【4ステップ】
ステップ①:キーワード選定を行う
ステップ②:読者の検索意図を調べる
ステップ③:顕在ニーズと潜在ニーズに分類する
ステップ④:ブログ記事で読者の悩みを解決する
ステップ①:キーワード選定を行う
まずは、どのようなキーワードで記事を書いていくのか決めていきます。
キーワード選定をしないと読者の検索意図も調べられないので、必須で行うようにしましょう。
具体的には、
- ブログのジャンルを決める
- ジャンル内でカテゴリ分けする
- カテゴリ内で書く記事を決める
といったフローを踏んでいきます。
遠回りに感じるかもですが、高品質な記事を書くための最短距離です。
詳細は、以下の記事で詳しく説明しています。
【SEO対策】キーワード選定の方法と検索ボリュームの調べ方を徹底解説
続きを見る
ステップ②:読者の検索意図を調べる
キーワード選定が完了したら、本記事で紹介した方法で読者の検索意図を調べましょう。
少しおさらいですが、下記の方法です。
読者の検索意図の調べ方3つ
その①:検索上位の記事をリサーチする
その②:バーティカル検索とユニバーサル検索から探る
その③:Yahoo!知恵袋から読者の生の声を参考にする
僕の場合、少し慣れてきたので検索上位の記事をリサーチするだけです。
ステップ③:顕在ニーズと潜在ニーズに分類する
読者の検索意図がわかってきたら、顕在ニーズと潜在ニーズに分類しましょう。
「北海道 5月 気温」の例でお伝えしましたが、読者自身も気がついていない潜在ニーズを掘り出してあげることが大切です。
例えば、上図のようにわかりやすくまとめるとベストですね。
ステップ④:ブログ記事で読者の悩みを解決する
ここまで済ませたら、最後にブログ記事を書いていきます。
顕在ニーズと潜在ニーズを満たすコンテンツに仕上げれば、検索上位表示も十分に狙えるようになります。
ブログ記事の書き方は、【超基本】ブログ記事の書き方を現役マーケターが徹底解説【コツ10個】で解説しています。
この記事を読んでもまだ不安な方は、以下の記事でテンプレをご用意しています。
【効率化】ブログ記事の書き方はテンプレートで解決【読まれる文章を作る】
続きを見る
読者の検索意図を満たす高品質な記事を書こう
本記事では、検索意図の基本と調べ方、ブログ記事への活かし方について解説してきました。
もしこれまで、読者の検索意図を調べずに記事を書いていたのなら、今日から意識するようにしましょう。
少し難しめの内容だったかもしれないので、カンタンに復習します。
本記事のおさらい
・検索意図とは、読者が検索エンジン(GoogleやYahoo!)を使って検索する目的(ニーズ)のこと
・検索意図には、「Knowクエリ(知りたい)」「Doクエリ(行動したい)」「Goクエリ(行きたい)」「Buyクエリ(買いたい)」といった4つのクエリがある
・読者の検索意図を調べるには、「検索上位の記事をリサーチする」「バーティカル検索とユニバーサル検索から探る」「Yahoo!知恵袋から探る」の3つの方法がある
・検索意図を記事に反映させるには、「キーワード選定を行う」「読者の検索意図を調べる」「顕在ニーズと潜在ニーズに分類する」「読者の悩みを解決する記事を書く」の4ステップ
本気でブログを伸ばしたい、収益化したいと考えている方は、読者の検索意図を理解し、潜在ニーズまで満たすコンテンツ制作を心がけましょう。
今回は以上です。