SEO

ロングテールキーワードとは?選び方や基礎知識を現役マーケターが解説【SEOに効果的】

ロングテールキーワードとは?選び方や基礎知識を現役マーケターが解説【SEOに効果的】
こんにちは!「SHUN BLOG」を運営しているしゅん(@a1_shun)です。本業は都内でWebマーケターをやっています。
ロングテールキーワードがSEOに効果的という話を聞いたけど...

そもそもロングテールキーワードってなに?どうやって選べばいいの?

 

こんなお悩みを、解決していきます。

 

本記事の内容

・ロングテールキーワードの基礎知識

・ロングテールキーワードのメリット4つ

・ロングテールキーワードのデメリット2つ

・ロングテールキーワードの選び方【3ステップ】

・ロングテールキーワードで検索上位を獲得する方法

 

本記事の信頼性

現役のWebマーケター兼、副業ブロガーとして活動している僕が、ロングテールキーワードの基礎知識から選び方まで、初心者の方向けにわかりやすく解説していきます。

 

本記事では、ロングテールキーワードの基礎知識から選び方まで、ブログ初心者の方でも理解できるようわかりやすく解説していきます。

 

大手企業が運営する自社メディアや個人ブログなど、ライバルサイトがたくさん存在するいま現在、ブログで稼ぐことはとても難しいといわれています。

 

しかし、ロングテールキーワードをしっかり対策することで、個人でも稼ぐことが十分に可能です。

 

ブログ初心者だけど、「ブログで稼ぎたい」「Google検索上位を獲得したい」と考えている方に役立つ記事となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

それでは、さっそくいきましょう!

 

ロングテールキーワードとは?

ロングテールキーワードとは?

 

ロングテールキーワードとは、複数の語句を組み合わせた、検索ボリュームの少ない(月間1,000回未満が目安)複合キーワードのことです。

 

例えば、「ダイエット 自宅 筋トレ」という複合キーワードで月間検索ボリュームは500。といった感じですね。

 

「ダイエット」などの単一キーワードよりライバルは少ない傾向にあり、ブログ初心者のうちはとくに対策したいキーワードです。

 

ロングテールキーワードの由来

ロングテールキーワードの由来

 

キーワードの検索ボリュームとコンバージョン率(商品やサービスの成約率)をグラフに表すと、上図のようになります。

 

複合キーワードになるにつれてグラフは右肩下がりになっていますが、長いしっぽのように見えることからロングテールキーワードと呼ばれています。

 

検索ボリュームは下がりますが、読者のニーズがより具体的になる(購入方法、オススメなど)ので、コンバージョン率も上がりやすいというわけですね。

 

キーワードの種類【検索ボリューム別】

 

組み合わせる語句の数や検索ボリュームによって、検索キーワードの名称は異なります。

 

具体的には、下記のとおり。

 

キーワードの種類具体例検索ボリュームの目安
ビッグキーワードダイエット(Vol.30万)月間1万以上
ミドルキーワードダイエット 食事(Vol.13万)
ダイエット サプリ(Vol.9万)
月間1000〜1万
ロングテールキーワードダイエット 食事 豆腐(Vol.590)
ダイエット サプリ 海外(Vol.480)
月間1〜1000

 

例えば、「ダイエット」というビッグキーワードで検索上位を獲得したいなら、「ダイエット 食事 豆腐」のようなロングテールキーワードから対策していくイメージです。

 

対策の仕方については、後ほど詳しく解説します。

 

ロングテールキーワードのメリット4つ

ロングテールキーワードのメリット4つ

 

ロングテールキーワードのメリットは、下記の4つです。

 

ロングテールキーワードのメリット4つ

メリット①:コンバージョン率が高い

メリット②:ライバルが少ない

メリット③:Google検索の上位を獲得しやすい

メリット④:ビッグキーワードの上位表示につながる

 

それぞれ解説していきます。

 

メリット①:コンバージョン率が高い

 

ロングテールキーワードは、コンバージョン率が高いといわれています。

 

なぜなら、読者が抱えている悩みがより具体的になり、「商品やサービスの購入を検討している」といった人がアクセスしてくるから。

 

例えば、「ダイエット 自宅 ダンベル」というロングテールキーワードで検索する人は、自宅で手軽にダイエットを始めるために、ダンベルを探しているんだなと分析できますよね。

 

そういった検索意図を記事にすれば読者の悩みを解決できるので、商品やサービスを購入してもらいやすくなります。

 

コンバージョン率とは

 

コンバージョン率とは、記事にアクセスした人が商品やサービスを購入した割合のことです。

 

例えば、100人が「おすすめダイエットサプリ」を紹介した記事にアクセスして、10人が購入したらコンバージョン率は10%となります。

 

メリット②:ライバルが少ない

 

ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ない分、ライバルサイトも少ない傾向にあります。

 

なぜなら、企業の運営するメディアサイトなどはドメインパワー(Webサイトのレベルのようなもの)が上がりやすいので、ロングテールキーワードを対策する必要がないんです。

 

膨大な人件費もかけているので、対策するとしてもミドルキーワードあたりからですね。

 

つまり、ロングテールキーワードで検索上位に表示できれば、安定したアクセスを獲得できるわけです。

 

とはいえ、個人ブログなどは参入しやすい領域ですので、質の高いコンテンツを用意することが大切ですよ。

 

メリット③:Google検索の上位を獲得しやすい

 

ロングテールキーワードはライバルが少ないという話をしましたが、それはつまり記事数も比較的少ないということ。

 

上記の理由から、質の高い記事を書けば、Google検索の上位を獲得しやすいんですね。

 

検索上位を獲得できると自信にもつながるので、積極的にロングテールキーワードを攻めていきましょう!

 

メリット④:ビッグキーワードの上位表示につながる

 

ロングテールキーワードを対策することで、ビッグキーワードの上位表示につながります。

 

なぜなら、間接的にビッグキーワードやサイト全体としての評価も高くなるからですね。

 

メリット④:ビッグキーワードの上位表示につながる

 

上図は、「ダイエット」というビッグキーワードに準ずるミドルキーワードとロングテールキーワードの例です。

 

ロングテールキーワードの記事でGoogleから評価されるとサイトの専門性が増してきて、ミドルキーワード、そしてビッグキーワードが検索上位に表示されやすくなるイメージですね。

 

ここを理解すると、ロングテールキーワードはメリットどころかSEO戦略としてとても優秀ということがわかると思います。

 

ロングテールキーワードのデメリット2つ

ロングテールキーワードのデメリット2つ

 

続いて、ロングテールキーワードのデメリットを2つご紹介します。

 

ロングテールキーワードのデメリット2つ

デメリット①:Google検索からの流入は少ない

デメリット②:ある程度の記事数が必要になる

 

デメリット①:Google検索からの流入は少ない

 

お伝えしたとおり、ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないので、Google検索からの流入も少なくなります。

 

ですが、記事をたくさん用意することで、チリツモでアクセス数を増やすことが可能です。

 

月間アクセス数が100程度の記事でも、それが5つあればサイト全体のアクセス数は500になります。

 

ビッグキーワードよりどうしても労力はかかりますが、個人ブログで戦うなら宿命と思って頑張りましょう。

 

デメリット②:ある程度の記事数が必要になる

 

いずれビッグキーワードでも検索上位を獲得したいなら、ある程度の記事数が必要になります。

 

なぜなら、ロングテールキーワードを対策して情報を網羅しないとサイトの専門性は生まれず、Googleから評価されないからですね。

 

雑記ブログなら不要かもですが、特化ブログなどはとくに記事数が重要となってくるので覚えておきましょう。

 

ロングテールキーワードの選び方【3ステップ】

ロングテールキーワードの選び方【3ステップ】

 

続いて、ロングテールキーワードの選び方について解説します。

 

ロングテールキーワードが決まると、ミドルキーワード→ロングテールキーワードと「対策すべき(記事を書くべき)キーワード」が見えてきますよ。

 

ロングテールキーワードの選び方【3ステップ】

ステップ①:ブログジャンルに沿ったビッグキーワードを選定する

ステップ②:ビッグキーワードを軸にサイト構成を考える

ステップ③:ロングテールキーワードの検索ボリュームを調べる

 

順番に解説していきます。

 

ステップ①:ブログジャンルに沿ったビッグキーワードを選定する

 

まずはじめに、ブログジャンルに沿ったビッグキーワード(メインテーマ)を選定します。

 

この段階で、まだブログジャンルが決まっていない人は、下記を参考にしてみてください。

 

関連記事
【初心者向け】アフィリエイトブログのジャンルを決める3つの方法【適当はNGです】
【初心者向け】アフィリエイトブログのジャンルを決める3つの方法【適当はNGです】

続きを見る

 

ダイエットジャンルなら「ダイエット」、投資領域の仮想通貨ジャンルなら「仮想通貨」といったように、ビッグキーワードを選定していきましょう。

 

ステップ②:ビッグキーワードを軸にサイト構成を考える

 

続いて、ビッグキーワードを軸にサイト構成(ミドル、ロングテールキーワード)を考えていきます。

 

キーワードを抽出するためには、ラッコキーワードがとても便利です。

 

ラッコキーワードとは、検索した語句に関連する検索キーワードを抽出してくれる便利ツールです。

 

例えば、「ダイエット」で検索してみます。

 

ラッコキーワード【キーワードリサーチ】

 

上図のように、ミドルキーワードからロングテールキーワードまで網羅的に表示してくれます。

 

これだけあれば、対策すべきキーワードを十分に把握できますよね。

 

Google検索も活用しよう

 

いま話題の検索キーワードを知りたい場合、Google検索も非常に役立ちます。

 

例えば、「ダイエット 朝ごはん」のミドルキーワードで検索してみます。

 

ステップ②:ビッグキーワードを軸にサイト構成を考える

 

このように、対策すべきロングテールキーワードを知ることができます。

 

メリット④:ビッグキーワードの上位表示につながる

 

あとは、上図のように「マインドマップ」を使って整理してもいいですし、Googleスプレッドシートなどを活用しても構いません。

 

自分の好きな方法で、サイト構成を考えてみましょう。

 

ステップ③:ロングテールキーワードの検索ボリュームを調べる

 

最後に、キーワード別の検索ボリュームを調べていきましょう。

 

後からでもいいですが、検索ボリューム0の記事は書いても意味がないので、削ってしまってOKです。

 

ちなみに検索ボリュームを調べるには、「Ubersuggest」や「aramakijake.jp」などがオススメです。

 

今回は、Ubersuggestを使用して「ダイエット 朝ごはん」の検索ボリュームを調べてみます。

 

ステップ③:記事別に選定したキーワードの検索ボリュームを調べる

 

実際に調べてみると、月間検索ボリュームが18,100あることがわかります。

 

ミドルキーワードとはいえ、そこそこ難易度が高いですね...。

 

ステップ③:記事別に選定したキーワードの検索ボリュームを調べる

 

画面をスクロールすると、関連するロングテールキーワードも表示してくれています。

 

例えば、「ダイエット 朝ごはん コンビニ」なら検索ボリューム1,300ほどですので、対策すれば検索上位を狙えそうですね。

 

このようにキーワードの詳細を確認できたら、あとは順番に記事を書いていくだけです!検索意図をよく考えて、読者の悩みが解決するようなコンテンツを心がけましょう。

 

今回ご紹介したツールについてもっと詳しく知りたい方は、下記を参考にしてみてください。

 

関連記事
ブログを効率化!現役マーケター愛用のおすすめツール19個を紹介
ブログを効率化!現役マーケター愛用のおすすめツール20個を紹介

続きを見る

 

ロングテールキーワードで検索上位を獲得する方法3つ

ロングテールキーワードで検索上位を獲得する方法3つ

 

それでは、最後にロングテールキーワードで検索上位を獲得する方法を3つご紹介します。

 

最終的にはミドルキーワード、ビッグキーワードの検索上位も狙えるようになりますよ。

 

ロングテールキーワードで検索上位を獲得する方法3つ

その①:カニバリゼーリョンに注意する

その②:タイトルやディスクリプションにキーワードを含める

その③:内部リンクを意識して記事を書く

 

その①:カニバリゼーションに注意する

その①:カニバリゼーションに注意する

 

カニバリゼーションとは、似たような内容の記事同士が検索エンジンからの評価を食いあってしまう状態のことです。

 

カニバリゼーションが起こると、SEO的にとてもマイナスです。狙ったキーワードで2つの記事が表示されたり(本来なら、もっと上位表示できた)するので、注意しましょう。

 

例えば、「ダイエット 朝ごはん コンビニ」といったキーワードで記事を書くとします。読者の検索意図は「コンビニで買えるダイエットご飯を知りたい」なので、バナナとリンゴで記事を分ける必要はないはず。

 

ロングテールキーワードは、とくにカニバリゼーションが起こりやすいです。読者の検索意図をしっかり考えて、似たような記事を書かないように気をつけてくださいね。

 

その②:タイトルやディスクリプションにキーワードを含める

 

基本的ですが、とても重要なSEO対策をご紹介します。

 

ロングテールキーワードは、記事タイトルやディスクリプションなどに含めるようにしましょう。

 

「ダイエット 朝ごはん コンビニ」で記事を書くなら、タイトルは「ダイエットにも効果的!コンビニで手に入る朝ごはん10選」みたいな感じですね。

 

また、ディスクリプションは下記のイメージです。

 

その②:タイトルやディスクリプションにキーワードを含める

 

ディスクリプションは、記事の概要を説明する短い文章(70〜120文字程度)です。

 

タイトル同様に、狙っているキーワードをしっかり入れるようにしましょう。

 

その③:内部リンクを意識して記事を書く

 

内部リンクとは、サイト内の記事同士をつなぐリンクのことです。

 

具体的には、ロングテールキーワードの記事リンクをミドルキーワードの記事に貼りつけるイメージですね。

 

サイト構成

 

上図を参考にします。

 

例えば、ダイエットサプリに関連するロングテールの記事たちを、「自分に合ったダイエットサプリを見つけよう!目的別おすすめサプリランキング」みたいな記事に包括する感じ。

 

こうすることで、ロングテールの記事は孤立することがなくなり、評価も上がります。さらに、まとめ記事としてのミドルキーワードも内部リンクを受けて「情報を網羅した記事」として、上位表示されやすくなるというわけですね。

 

少し大変ですが、こういったSEO対策を地道に続けて検索上位を目指していきましょう。

 

ロングテールキーワードでブログ記事を量産しよう!

ロングテールキーワードでブログ記事を量産しよう!

 

本記事では、ロングテールキーワードの基礎知識から、検索上位を獲得するための方法まで幅広く解説してきました。

 

おさらいとして、ロングテールキーワードの選び方をもう一度確認しておきましょう。

 

ロングテールキーワードの選び方【3ステップ】

ステップ①:ブログジャンルに沿ったビッグキーワードを選定する

ステップ②:ビッグキーワードを軸にサイト構成を考える

ステップ③:キーワードの検索ボリュームを調べる

 

個人ブロガーや企業メディアなどライバルが数多く存在するなか、ロングテールキーワードを対策することは必須です。

 

ブログ初心者の方は、まずロングテールキーワードで記事を量産することを目先の目標にしましょう。

 

30記事、50記事と増えていけばサイトの専門性が出てきて、Google検索上位にどんどん近づいていきますよ!

 

今回は以上です。

    • この記事を書いた人

    しゅん

    『気軽にノウハウが身につくブログ』をテーマに、初心者の方でも楽しく学べるマーケティング・ブログノウハウをお届けします。 本業は都内でWebマーケター。主にメディア運営やライティング、プロダクトをマーケティングの側面から支えています。

    -SEO
    -