こんなお悩みを、解決していきます。
本記事の内容
・導入必須のプラグイン6選
・導入すると便利なプラグイン5選
・プラグインの導入手順【1分で完了】
・プラグインで注意すべき3つのポイント
本記事の信頼性
現役のWebマーケターとして数多くのWordPressサイトに触れつつ副業ブログを運営している僕が、導入必須のプラグインを徹底的にリサーチ、厳選して紹介していきます。
WordPressでホームページやサイトを運営するのに欠かせない「プラグイン」ですが、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからないですよね。
そこで本記事では、WordPress初心者の方に向けて、本当に必要なプラグインのみ厳選してご紹介します。
プラグイン導入方法や注意点についてもお伝えしていきますので、最後まで記事を読んでサクッと導入してしまいましょう。
目次
WordPressのプラグインとは?
プラグインとは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。ユーザーによって必要な機能は異なるので、任意の機能を追加できるようにWordPressは設計されています。
例えば、企業のホームページやブログサイトに欠かせない「お問い合わせフォーム」ですが、これもプラグインを活用することでカンタンに実装することができちゃいます。
プラグインは種類が多すぎるので、どれが自分のサイトに必要なのか非常にわかりづらいと思いますが、これから紹介していくプラグインさえ入れておけばOKです。
導入必須のWordPressプラグイン6選
それでは、導入必須のプラグインを6つご紹介します。
多くのブロガーさんやサイト運営者の方も導入しているプラグインですし、頻繁にバージョンアップされているので安心して使っていただけるかなと思います。
導入必須のプラグイン6選
その①:All in One SEO【内部SEO設定、SNS拡散設定】
その②:Google XML Sitemaps【サイトマップの送信】
その③:Akismet【スパムコメント対策】
その④:EWWW Image Optimizer【画像サイズの自動圧縮】
その⑤:BackWPup【バックアップ機能】
その⑥:Autoptimize【サイトの表示速度改善】
その①:All in One SEO【内部SEO設定、SNS拡散設定】
All in One SEOは、内部SEO対策やSNSで拡散するために必要な設定をカンタンに行うことができるプラグインです。
具体的には、下記の5つのことができるようになります。
- メタタグの設定
- ソーシャルメディアの設定
- Google Analyticsとの連携
- Google Search Console との連携
- XML Sitemap の自動更新と自動通知
このあたりは非常に重要なポイントなので、少し深掘りして解説していきます。
メタタグの設定
メタタグとは、記事コンテンツの情報を検索エンジンやブラウザに伝えるための情報のことです。
上図は僕のブログ記事ですが、タイトル(h1タグと呼んだりもします)と記事の説明(メタディスクリプション)が記載されていますよね。
ユーザーはこのタイトルとメタディスクリプションを見て、気になったらアクセスするわけです。
ちなみにh1タグとメタディスクリプションを設定することはSEO対策だけでなく、記事のクリック率を上げる大きな役目もあるので必ず設定しておきましょう。
また、どのようにメタタグの設定を行うのかもサクッと解説します。
All in One SEOプラグインを導入すると、記事や固定ページを投稿する画面の一番下らへんに、設定画面が表示されます。
ここでタイトルやメタディスクリプションを設定することができるので、覚えておきましょう。
ソーシャルメディアの設定
All in One SEOを活用すれば、SNSで記事がシェアされた際に表示されるタイトルや説明文を設定することができます。
メタタグの設定同様、記事投稿ページの一番下までいくとソーシャルメディア用タグの設定ができる画面が表示されます。
ここでFacebookやTwitterで記事がシェアされた際に表示されるタイトルや紹介文、画像などを設定することができます。
具体的な設定方法としては、上図のとおり。
ブログ記事と同じ画像でよければ、「アイキャッチ画像」を選んでおけばOKです。
正直、SNSでシェアしてもらえるかどうかは記事の品質によりますが、シェアされた際の見栄えが大きく向上するので設定しておいて損はないはず。
なんだか面倒だなと思うかもしれませんが、こういった泥臭い積み重ねがけっこう大事だったりします。
今では華やかに見える有名ブロガーさんも、記事の質だけでなくSNSも上手に活用していますよ。
その②:Google XML Sitemaps【サイトマップの送信】
Google XML Sitemapsは、XMLサイトマップを自動で生成してくれるプラグインです。
ちなみにXMLサイトマップとは、カンタンに説明すると「Webサイト内に存在する各ページの情報をGoogleの検索エンジンに渡すもの」となります。
Google XML Sitemapsプラグインを導入すれば、自動でXMLサイトマップを生成してくれますので、ものすごく楽になりますよ。
Google XML SitemapsのTips
先ほどご紹介した「All in One SEO」にも、Google XML Sitemapsに似た機能が存在します。
ですが、WordPressテーマによって「SEO対策」の機能は備わっているけどXMLサイトマップの生成はできないということもあるので、そんなときはGoogle XML Sitemapsを導入しましょう。
つまりまとめると、
- WordPressテーマにSEO対策が備わっていないなら「All in One SEO」
- WordPressテーマにSEO対策が備わっているのなら「Google XML Sitemaps」
を選べばOKですので、まずは自身のWordPressテーマを確認してみてください。
Akismetは、コメントスパムなどを自動判定して対策してくれるプラグインです。
ブログ記事にコメント機能をつけていると、コメントスパムが書き込まれることがあります。
Akismetプラグインを導入すれば、コメントスパムを自動で判定して専用のフォルダーに振り分けてくれるので、迷惑なコメントを確認する必要がなくなります。
ちなみに無料版と有料版がありますが、個人ブログの規模でしたら無料版で大丈夫です。
補足情報
2022年6月現在、Akismetの無料版はなくなってしまったようです。
スパム対策を行うのなら、無料で利用できるGoogle reCAPTCHAを使いましょう。
その④:EWWW Image Optimizer【画像サイズの自動圧縮】
EWWW Image Optimizerは、WordPressに画像をアップロードするときに「自動で画像のサイズを圧縮してくれる」プラグインです。
良質なブログ記事を作りたいなら画像の存在は必須ですが、サイト自体が重くなってしまったりするのでSEO的にもマイナス評価を受ける可能性があります。
ですが、画像のサイズを圧縮して軽くすればサイトの表示速度も向上してGoogleからの評価も高くなります。
ちなみに、これからアップロードする画像だけでなく、すでにWordPressに入れてしまった画像も圧縮してくれるのでとても便利ですよね。
こういった細かな対策がサイト全体の評価に繋がっていくので、今のうちにEWWW Image Optimizerを導入しておきましょう。
その⑤:BackWPup【バックアップ機能】
BackWPupは、WordPressデータのバックアップをすることのできるプラグインです。
サイトを運営していると、サーバーの不具合や人為的なものにより大切なデータが消えてしまうリスクがありますが、BackWPupプラグインを導入することで自動、もしくは手動でバックアップすることできてしまうんですね。
イメージとしては、怪我をしたときの保険のようなものです。
何もないに越したことはないですが、不足の事態に備えてバックアップしておきましょう。
その⑥:Autoptimize【サイトの表示速度改善】
Autoptimizeは、サイトの表示速度を改善してくれるプラグインです。
サイトの表示速度はいろいろな影響によって変化しますが、先ほどお伝えした画像の圧縮だけでなく、「HTMLやCSS、JavaScript」といったサイトを作ってくれている要素を最適化することも大切。
わかりやすく説明すると、Autoptimizeプラグインを導入するだけでサイトの表示速度をアップさせてくれるイメージです。
とはいえ、高機能なWordPressテーマを使っている人には不要かもしれません。
サイトの表示速度に問題があればAutoptimizeを導入して、Google PageSpeed InsightsでWebサイトの読み込み速度を確認してみましょう。
表示速度が遅いWebサイトには、ユーザーは訪問してくれなくなります。しっかり対策して、ユーザーにストレスを与えないサイト作りを心がけましょう。
導入すると便利なWordPressプラグイン5選
続いて、導入すると便利なプラグインをご紹介します。
導入すると便利なプラグイン5選
その①:Contact Form7【お問い合わせフォーム作成】
その②:Classic Editor 【旧エディタに変更する】
その③:Advanced Editor Tools 【記事投稿画面の機能強化】
その④:Table of Contents Plus【目次の作成】
その⑤:Broken Link Checker【リンク切れチェック】
Contact Form7【お問い合わせフォーム作成】
Contact Form7は、カンタンにお問い合わせフォームを作成できるプラグインです。
企業が運営するホームページはもちろん、個人ブログなどでもお問い合わせフォームは必須となってきます。
なぜならサイトの信頼性が向上するので、広告審査が通りやすくなったりとメリットが大きいから。
このプラグインを使えば、プログラミング言語などの専門知識がなくてもお問い合わせフォームが作れてしまうんですね。
特に「ブログを収益化したい」という人は、必須といえるプラグインとなります。
Classic Editor 【旧エディタに変更する】
Classic Editorは、記事のライティングなどで使用するエディタを旧式のものに切り替えることのできるプラグインです。
現在のWordPressは下図のように、「 Gutenberg 」という直感的に操作できるエディタが採用されており、初心者にも優しい仕様になっているんですね。
僕と同じように、旧式のクラシックエディタを愛してやまない人が、Classic Editorを導入しているのです。
とはいえ、
- レイアウトのしやすさ
- 作業時間が短縮できる
- 余計なタグが入らない
と、Gutenbergの方が記事作成との相性は抜群なので、いずれ旧式エディタとはお別れしなければと思っています。
Advanced Editor Tools 【記事投稿画面の機能強化】
Advanced Editor Toolsは、エディタの機能を拡張することのできるプラグインです。
もともと「Advanced Editor Tools」という名称で旧エディタ専用のプラグインでしたが、新エディタの「Gutenberg」に対応して名称も変更されました。
文字の装飾や見出しなど、記事を楽に書くことができるようになるので時短に繋がります。
設定もすごくカンタンなので、ブログ初心者の人におすすめしたいプラグインです。
Table of Contents Plus【目次の作成】
Table of Contents Plusは、記事の目次を自動で生成してくれるプラグインです。
WordPressテーマによっては目次生成する機能が備わっているものもありますので、プラグイン導入の前に確認しておきましょう。
読者はとてもせっかちで、記事に書いてあることをすべて読んでくれるとは限りません。
目次を設置しておくことで読者に与えるストレスも少なくすることができますし、離脱率を下げることもできるでしょう。
Broken Link Checker【リンク切れチェック】
Broken Link Checkerは、リンク切れを監視してメールやダッシュボードで通知してくれるプラグインです。
例えば記事の中で、「詳しくはこちら」と外部サイトのリンクを貼っていた場合、そのサイトがなくなってしまえば無駄なリンクになりますよね。
現在、こういったリンク切れはSEO的に悪い影響を与えないとされていますが、やはりサイトを訪れたユーザーにとっては離脱につながるポイントです。
より完璧なサイトを運営したいのであれば、Broken Link Checkerを導入してリンク切れの放置を防止するようにしましょう。
プラグイン有効化までの手順解説【1分で完了】
それでは、実際にプラグインをインストールして有効化していきましょう。
プラグインを新規追加する
まずはじめに、追加したいプラグインを検索します。
上図のとおり、「プラグイン」にカーソルを合わせると「新規追加」が表示されるのでクリック。
「プラグインを追加」画面に切り替わるので、追加したいプラグイン名を検索します。
そして、「今すぐインストール」をクリックしましょう。
プラグインを有効化する
インストールが完了すると、自動で画面が切り替わります。
先ほど新規追加したプラグインが確認できましたね。
プラグインを削除する
不要となったプラグインを削除する方法についてもお伝えしておきます。
プラグインの「無効化」をクリックすると「削除」ボタンが表示されるので、クリックします。
プラグインは多すぎると、サイトの表示速度を落としてしまう可能性があります。
プラグインで注意すべき3つのポイント
最後に、プラグインで注意すべき3つのポイントをご紹介します。
プラグインで注意すべき3つのポイント
その①:プラグインは入れすぎに注意
その②:不具合が発生しそうなプラグインに注意
その③:プラグインの更新を忘れないように注意
その①:プラグインは入れすぎに注意
少しお伝えしましたが、プラグインは入れすぎに注意です。
なぜなら、
- サーバーへの負荷がかかる
- プラグインの管理が大変
だからです。
サーバーへの負荷がかかると、ページの表示速度が遅くなりSEO対策の観点からもマイナスになってしまいます。
また、プラグインはかなり頻繁にアップデートが行われるので極力最新のバージョンを維持することが望ましいのですが、数が多いと大変です。
そういった観点からも、プラグインの入れすぎには注意してくださいね。
その②:不具合が発生しそうなプラグインに注意
不具合が発生しそうなプラグインを見極める方法があります。
- 最終更新をチェックする
- 有効インストール数をチェックする
この2つをインストール前に確認するようにしましょう。
上図のプラグインは、ぱっと見で「これ大丈夫かな」と不安に感じたと思います。
例えば、本記事で紹介した「Contact Form7」の有効インストール数は5百万以上、最終更新は2ヶ月前ですので、かなりの差がありますね。
有効インストール数が少ないのはユーザーに支持されていない、最終更新が最近でないものは開発がストップされている。そう考えて問題ないでしょう。
このようなプラグインを有効化していると脆弱性の問題からウイルス感染などの危険性があるので、避けるべきです。
また、いま紹介したプラグインは「使用中のWordPressバージョンで未検証」と表示されていますが、これも注意が必要。
その③:プラグインの更新を忘れないように注意
WordPressは頻繁にアップデートがあり、一覧から「更新」ボタンを押すことで最新のプラグインにすることができます。
古いバージョンのまま使い続けると、脆弱性の問題からウイルス感染やサイト改ざんの被害にあう可能性が十分あるので、注意が必要です。
また、最近更新が止まっているなと感じたプラグインは、代わりのものを探してみてもいいかもしれませんね。
とはいえ、優秀なプラグインはどこかしらのサイトで紹介されているケースがほとんどなので、自力で探すのではなく他者の意見を参考にしましょう。
プラグインは欲張らずに必要なものだけでOK
本記事では、合計11種類のプラグインをご紹介してきました。
下記の通りです。
導入必須のプラグイン6選
その①:All in One SEO【内部SEO設定、SNS拡散設定】
その②:Google XML Sitemaps【サイトマップの送信】
その③:Akismet【スパムコメント対策】
その④:EWWW Image Optimizer【画像サイズの自動圧縮】
その⑤:BackWPup【バックアップ機能】
その⑥:Autoptimize【サイトの表示速度改善】
導入すると便利なプラグイン5選
その①:Contact Form7【お問い合わせフォーム作成】
その②:Classic Editor 【旧エディタに変更する】
その③:Advanced Editor Tools 【記事投稿画面の機能強化】
その④:Table of Contents Plus【目次の作成】
その⑤:Broken Link Checker【リンク切れチェック】
プラグインは確かに便利ですが、入れすぎは禁物です。
プラグインは逃げないので、いま必要なものだけをインストールするようにしましょう。
今回は以上です。