高品質な記事を書くために、SEOキーワード選定の方法と検索ボリュームの調べ方を知りたい。
こんなお悩みを、解決していきます。
本記事の内容
・【SEO対策】キーワード選定の基本
・キーワード選定の前に知っておきたいポイント4つ
・キーワード選定の手順【3ステップ】
・キーワードを選定した後にやるべきこと3つ
本記事の信頼性
現役のWebマーケター兼、副業ブロガーとして活動している僕が、SEOキーワード選定の方法と検索ボリュームの調べ方をわかりやすく解説します。
本記事では、SEOキーワード選定の方法と検索ボリュームの調べ方を解説していきます。
もしあなたが、
- 本格的にブログを運営していきたい
- 高品質なコンテンツを作りたい
- Google検索の上位を獲得したい
と考えているなら、本記事が必ず役に立つはずです。
また、「なんのためにキーワード選定するの?」「検索ボリュームを知ってどうするの?」「調べた後にどうすればいいの?」といった悩みも解決できる内容になっています。
目次
【SEO対策】キーワード選定の基本
まずはじめに、SEO対策に欠かせないキーワード選定の基本についてお伝えします。
SEOとは
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索結果で自身のサイトを上位表示させるための施策のことです。
検索結果の順位を決めるために、Googleは複数の検索アルゴリズムを用いています。
具体的には、
- 検索意図の把握
- ウェブページの関連性
- コンテンツの品質
- ユーザビリティ
- 文脈の考慮
といった、5つの要因が絡んできます。
もっと詳しく知りたい方は、「Google:検索アルゴリズムの仕組み」をチェックしてみてください。
なぜキーワード選定が必要なのか
なぜキーワード選定が必要なのかというと、「読者の検索意図」を理解する必要があるからですね。
読者の検索意図を理解すると、Googleが評価の対象としている「検索意図を把握した記事」を作りやすくなります。
例えば、「ダイエット サプリ 脂肪燃焼」という検索キーワードなら、ダイエットに効果のある脂肪燃焼系のサプリを探しているんだなと検索意図を考察できるわけです。
しかし、せっかくキーワード選定ができても、実際に検索する人がいないと記事を書いてもムダになりますよね。
なぜ検索ボリュームを知る必要があるのか
そこで、検索ボリューム(キーワードのニーズ)」を知って、読者のニーズがあるか判断する必要があります。
また、検索ボリュームを知る意味は他にもありまして、
- ライバルの数
- 検索上位を獲得する難易度
- 検索上位を獲得した際のアクセス数(目安)
といったことも把握することができます。
ここまでで、SEOの基本とキーワード選定や検索ボリュームを知ることの重要性をお伝えしてきました。
キーワード選定の前に知っておきたい4つのポイント
続いて、キーワード選定の前に知っておきたい4つのポイントを解説します。
キーワード選定の前に知っておきたい4つのポイント
ポイント①:検索キーワードの種類3つ
ポイント②:検索キーワードは1記事につき1つまで
ポイント③:似たようなキーワードで複数の記事は書かない
ポイント④:4つのクエリ【読者の検索意図】
ポイント①:検索キーワードの種類3つ
読者が検索するキーワードには、主に3つの種類があります。
具体的には、下記のとおり。
キーワードの種類 | 具体例 | 検索ボリュームの目安 |
ビッグキーワード(=ブログジャンル) | ダイエット(Vol.30万) | 月間1万以上 |
ミドルキーワード(=ジャンル内に存在するカテゴリ) | ダイエット 食事(Vol.13万) ダイエット サプリ(Vol.9万) | 月間1000〜1万 |
ロングテールキーワード(=カテゴリ内で実際に書く記事) | ダイエット 食事 豆腐(Vol.590) ダイエット サプリ 海外(Vol.480) | 月間1〜1000 |
イメージとしては、ブログジャンルと複数のカテゴリを決めたら、カテゴリに内包されるロングテールキーワードで記事を書く、といった順序ですね。
この概念はかなり大切なので、後ほど詳しく解説します。
ポイント②:検索キーワードは1記事につき1つまで
検索キーワードは、1記事につき1つまでが原則です。
極端な例ですが、1つの記事に「おすすめの国内旅行」と「おすすめのウォーターサーバー」みたいな感じで2つのトピックが用意されていたら、読者は混乱しますよね。
読者の検索意図を考慮した結果ならOKですが、自分が書きたいからといった理由で複数のキーワードを入れ込むのはNGです。
とくに注意すべきなのが、「こんなトピックも用意したら読者が満足しそう」といった理由でトピックを追加して、検索意図から思いがけず外れてしまうケース。
そういったケースを防止するために、記事のターゲット(ペルソナ)を設定しましょう。
記事のターゲット(ペルソナ)を設定しよう
ブログにおけるペルソナとは、具体的な読者像のことです。
年齢、性別、仕事内容、趣味...(他にも要素はあります)といった具合に、読者像を明確にすることで、どんな記事を書いたら満足してくれるか明確になってきます。
ポイント③:似たようなキーワードで複数の記事は書かない
1つのキーワードで複数の記事を書くことも原則NGです。
なぜなら、似たような記事同士が検索エンジンからの評価を食いあってしまうからですね。
ここを意識できていると、効率的にキーワード選定ができるようになりますよ。
ポイント④:4つのクエリ【読者の検索意図】
読者の検索意図を理解するためには、4つのクエリをおさえておきましょう。
具体的には、下記のとおりです。
4つのクエリ【読者の検索意図】
Knowクエリ:知りたい(「〜とは」)
Doクエリ:行動したい(「〜の始め方」)
Goクエリ:行きたい(「ダイエット ジム 東京」)
Buyクエリ:買いたい(「ダイエット サプリ」)
選定したキーワードを上記の4つどれに当てはまるかを考えて、検索意図を満たす記事を書くようにしましょう。
キーワード選定の手順【3ステップ】
それでは、実際にキーワード選定を行っていきます。
今回は例として、「ダイエットサプリ」についてのサイトを作ると仮定して進めていきます。
キーワード選定の手順【3ステップ】
ステップ①:ブログのジャンルを決める【ビッグキーワード】
ステップ②:ジャンル内でカテゴリ分けする【ミドルキーワード】
ステップ③:カテゴリ内で書く記事を決める【ロングテールキーワード】
ステップ①:ブログのジャンルを決める【ビッグキーワード】
まずはじめに、ブログのジャンルを決めましょう。
具体的には、
- 最終的に検索上位を獲得したいビッグキーワードは何か
- そのビッグキーワードに需要はあるか【検索ボリューム】
- 自分だけが読者に提供できる価値はなにか【独自性・権威性】
- 読者のターゲット像【ペルソナ設定】
このあたりを押さえればOKです。
少し深掘りすると、どんな悩みをもった読者がアクセスしてきて、その悩みを解決するために自分だけが持っている武器(提供できる情報)は何かを考えるイメージです。
【初心者向け】アフィリエイトブログのジャンルを決める3つの方法【適当はNGです】
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ビッグキーワードの検索ボリュームを調べよう
「ダイエットサプリ」というキーワードの検索ボリュームを調べるために、今回はUbersuggestというツール(無料で1日3回使えます※詳細はこちら)を使用します。
そうすると、検索ボリュームは90,500ほどで、SEO難易度(高いほど検索上位を獲得するのが難しい)は56ということがわかりますね。
こんなふうに、自分が作ろうとしているサイトに需要があるのか、検索ボリュームを軸に判断できるわけですね。
ステップ②:ジャンル内でカテゴリ分けする【ミドルキーワード】
続いて、ダイエットサプリジャンルに属するカテゴリ分けを行います。
Ubersuggestの画面を下にスクロールすると、キーワード候補というものが出てきます。
これは、「ダイエットサプリ ○○」といった具合に、一緒に検索されるサジェストキーワードというものです。
例えばですが、「ダイエットサプリ 市販」と「ダイエットサプリ 通販」の検索ボリュームがそこそこ大きいので、この2つをカテゴリ(ミドルキーワード)に設定してみます。
市販カテゴリには「市販で購入できるサプリ」、通販カテゴリには「通販で購入できるサプリ」の記事を書いていくイメージですね。
このカテゴリ決めは少し難易度が高めなので、ライバルサイトも参考にしながら慎重に進めてみましょう。
ステップ③:カテゴリ内で書く記事を決める【ロングテールキーワード】
最後に、カテゴリ内で書くロングテールキーワードの記事を決めていきます。
基本は、先ほど使用したUbersuggestから引っ張ってくればOKですが、もっとたくさんロングテールキーワードを出したいという方には、ラッコキーワードをオススメします。
ラッコキーワードでサジェストキーワードを抽出する
ラッコキーワードは、検索したキーワードに関連するサジェストキーワードを大量に抽出してくれる便利なツールです。
「ダイエットサプリ」で検索した場合、下図のようになります。
数が多すぎて、厳選しようにも少し手間ですよね。そこで、データをインポートして扱いやすくします。
画面右上にある「CSVダウンロード」をクリック。
ダウンロードできたら、Googleスプレッドシートを開きます。
画面左上から「ファイル」→「インポート」の順番でクリックします。
「アップロード」をクリックして、先ほどダウンロードしたCSVファイルを選択します。
このように、抽出したキーワードがシートに反映されればOKです。
ラッコキーワードでは検索ボリュームを調べることはできないので、調べるときはUbersuggestを活用しましょう。
キーワードを選定した後にやるべきこと3つ
キーワード選定を無事終えても、その後にどうすればよいのかわからない方もいると思います。
そこで、具体的な行動指針を解説していきます。
キーワード選定した後にやるべきこと3つ
その①:キーワードを管理する
その②:ロングテールキーワードで記事を書く
その③:検索順位の動向を追っていく【ツール紹介】
その①:キーワードを管理する
ブログのジャンル(ビッグキーワード)、ジャンルのカテゴリ(ミドルキーワード)、カテゴリ内で書く記事(ロングテールキーワード)を決めたら、出したキーワードを管理しましょう。
自分がどんな記事を書いたか把握しやすくなりますし、ブログサイトの構成を考えるときに役立ちますよ。
マインドマップで管理する
マインドマップというツールを使うと、カテゴリや記事を管理しやすくなります。
具体的には、こんな感じです。
「ダイエット」というジャンルの下にそれぞれカテゴリが存在して、その中にロングテールキーワード(記事)があるような形ですね。
ちなみにマインドマップのツールは色々ありますが、無料で使えるものだとX Mindやmind meisterあたりがオススメです。
Googleスプレッドシートで管理する
Googleスプレッドシートは、Googleが提供する無料の表作成・表計算ツールです。
書いた記事は左端のチェックマークを埋めて、それを繰り返していく感じですね。
キーワード選定は少しメンドウかもしれませんが、はじめのうちにしっかり対応することで、基本的に「ネタ切れ」を心配する必要がなくなります。
また、定期的にリサーチを行うことで新しいキーワードを発見できることもあるので、情報収集は習慣的に行えるとベストです。
その②:ロングテールキーワードで記事を書く
キーワードを整理できたら、ロングテールキーワードから記事を書いていきましょう。
なぜなら、「検索ボリュームがあまりない=ライバルサイトが少ない」でして、検索意図も明確なのでより成果に繋がりやすいからですね。
ロングテールキーワードで書いた記事がGoogleから評価されると、その評価はカテゴリやサイトまで引き継がれていきます。
つまりブログ初心者が記事を書くなら、ロングテールキーワードからという認識でOKです。
もう少し詳しく知りたい方は、ロングテールキーワードとは?選び方や基礎知識を現役マーケターが解説【SEOに効果的】をご覧ください。
その③:検索順位の動向を追っていく【ツール紹介】
ロングテールキーワードで記事を書いたら、検索順位の動向を習慣的に追っていくようにしましょう。
そこでオススメなのが、Rank TrackerやGRCといったツールです。
検索順位はググればわかりますが、管理するのがとても大変です。ツールを使うことで検索順位を自動で取得してくれるので、効率的に管理できるようになるんです。
高品質な記事を書いても、はじめのうちは検索順位も上がらず、少し萎えるかもしれません。
しかし、それはサイトのドメインパワー(Webサイトの強さを示す指標)やリンクの数が少ないといった理由も大きいので、地道にコツコツ続けることが大切ですよ。
すべてはSEOキーワード選定からはじまる
本記事では、SEOキーワード選定の手順を3ステップで解説してきました。
キーワード選定は、SEO対策の基本中の基本です。とはいえ、できていない方も多いので、この知識があるだけで大きな第一歩といえます。
改めておさらいになりますが、
- ブログのジャンルを決める
- ジャンル内でカテゴリ分けする
- カテゴリ内で書く記事を決める
- キーワードを管理する
- ロングテールキーワードで記事を書く
- 検索順位を追っていく
上記の順番で対策していけば、検索上位を狙うことも十分に可能です。
「ブログ記事を書きたいけど、手順がわからない」「ブログネタがなくて困っている」という人は、本記事を繰り返し読むことでその悩みを解消することができるはず。
戦略的にブログを運営するクセも身につくので、ぜひ頑張って取り組んでいきましょう。
今回は以上です。